そんなにお金かけて大丈夫?
お金をかければかけるほど、セキュリティ対策は万全に近くなります。
例えば、PC上にデータを一切保存しない、シンクライアント端末は
20年ぐらい前から、セキュリティの意識の高い、公官庁や地方自治体、銀行などの金融機関、医療機関を中心に使われています。
PC上にデータが残らなければたとえ、そのPCが盗まれたり、紛失しても、情報が漏洩する危険はなく、USBメモリを差してデータが抜き取られる危険もありません。
ただ、このセキュリティ対策がまた高価なのです。
サーバーの設計・構築費、ソフトウェアのライセンス費用などをもとにPC1台あたりのコストで算出すると30〜40万円かかるのもザラです。
仮に40万円で、1,000台のPCがあるとすると、初期費用は4億円。
これは、初期費用なので、サーバーの保守(サポート)費用などが年ごとに、さらにプ5-10%ぐらいプラスされて仮に10%だとすると、年間、4千万円です。
そんなにお金をかけても、守っている情報が仮に盗まれたとして、いったいその情報はいくらの価値があって、どれだけの被害損失があるの?
シーン(´・ω・`)
その価値や被害額の算出が意外にされていない例が数多くある不思議な世界です。
だいたい、予算が潤沢にある組織だとこういうことがおきます。
いわば、どんぶり勘定。
そんなバカなと思ってしまいますが実際に私がそんな現場を体験したことが何度もあります。
IT業界のちょっとした裏事情でした。